名門高校St. Matthewsを舞台にしたお勧め映画

School Ties (青春の輝き)

 

School Ties

 

Just because you’re accepted doesn’t mean you belong…

 

David Green is offered a senior year scholarship to a prestigious New England academy, St. Matthews. He is brought to help their football team to beat the school’s old rivals. It’s David’s ticket to an Ivy League education and a way out of his hometown. David, however, is from a working class background, so he isn’t really “one of them”, but he’s very successful at making friends. David is a Jew, and has to keep this a secret from his friends for fear of being rejected. Written by Rob Hartill

 

主演のブレンダンフレイザー、そしてマットデイモン、ベンアルフレックス(二人は共にハーバード大学卒)、等の、当時の実力派若手スターを多くキャステイングし、高い評価を受けた青春群像映画。

 

いわゆる労働者階級に生まれたデビッドブリーン(ブレンダンフレーザー)は奨学金を得て歴史ある大学進学校(一般にプレップスクールと呼ばれ、生徒はプレピーと呼ばれる事が多い)に入学する。時期に彼は

アメフトでスター選手となり、上流階級に属する美しい女性(エイミーロケイン)の心を射止める。

しかし彼が隠していた秘密が暴かれたとき、新しく築いた友情も恋人も失ってしまう。

 

その秘密は彼がユダヤ人だったということ、、、。

 

人生の中で最も重要な決断を迫られたデビットは、どういう態度を取れば良いのか。彼がここで断固とした立場を取らなければ、多くの人たちの人生を変えることになり、又、彼自身の未来をも永遠に変えることになるかもしれないのだった。

 

“タップス”や”今を生きる”を凌ぐ青春映画の傑作! 心に残る10点満点の作品。スーザングレーンジ評

 

アメリカには所謂、プレップスクール(preparatory schoolの略)と言う学校が存在します。

ハーバード、コロンビア、プリンストン大学等のアイビーリーグ大学への準備教育を行う、高度な内容を誇り、イギリスのパブリックスクールに相当すると言えます。アメリカでは前述のトップ校への進学のための寄宿制の私立中学・高等学校をいいます。

アメリカでプレップスクールと呼ばれる学校は約300ありますが、そのうち、最も有名なものはテンスクール(10schools)と呼ばれるものです

 

参考*http://www.liberty-e.com/royal-road-of english/5559

 

実際にはこのような比較的小規模の学校から、ブッシュ家、ケネデイ家、ロックフェラー家等等、に代表されるアメリカの政界、官界、ビジネス界の大物が続々と輩出されているのです。

 

アメリカのプレップ・スクールは列記とした教育機関であるだけではなく多くはキリスト教的な背景をもち、アメリカの超一流大学進学の準備を主な目的とする事は当然の事ながら、授業内容もキャンパスの雰囲気も、ともに大学を先取りしているのに近いと言えます。かつてはギリシア・ローマの西洋古典を教育の中心に据えており、今でも多くのプレップスクールではギリシャ、ラテン語を教えるところは少なくありません。

 

尚、アメリカの名門プレップ・スクール、ボーディング・スクールに学ぶ最大の利点は、選りすぐりのエリート同士が結ぶ「濃密な人間関係」を背景とする事であり、その効果は、在学中よりもむしろ大学・大学院卒業後の人生までも含めた進路に広く大きく影響を及ぼすことです。

日本では慶応大学の三田会が一番近いと思われます。

名門プレップ・スクールにあって公立高校にはないもの、それは、生徒の多くがアメリカを代表するエリートの家系をバックグラウンドとして持つということ、そしてそのような人々が寮生活などを通して多感な十代を共に過ごすことにより築き上げられる密度の濃い人間関係でありこれこそが、卒業生の人生を成功に導く鍵となっているのです。

 

 

 


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